金買取の情報交差点
広告業界における4マス広告、つまりテレビや新聞などの旧メディアの衰退はデザイン業界にも激震を及ぼしています。
CMや広告で「もの」は売れないという定説、そして宣伝費の削減という社会現象は、デザイン業界のシンボルでもあった最も華やかな世界、つまりデザイナーの目指すべき目標値と、デザインの価値基準ともいうべき2つの柱が否応なく移り変わりつつあることを示しています。
古き良き旧時代のデザイン業界の繁栄は、今まさに崩壊へと向かっているのです。
もちろん、これは広告という狭義の中でのデザインークリエイティブの話です。
商品開発や企業経営というもの作りの革新部分や、戦略としてのデザインークリエイティブというものはむしろ熱い注目を浴びています。
つまり、マーケティング活動全体からの視点で考えれば、デザインへの期待は絶大であり、ブランドビルディングのためのデザイン戦略は今や必須となっているのです。
それは、マーケティングの視点を持った、マーケティング活動としてのデザイン戦略を行っていかなければならない、ということを意味します。
登場する、トーンアンドマナー(トンマナ)という言葉は、長らく広告制作関係者の間で使われてきた、いわゆる「業界用語」です。
広告を生業とするものであれば誰でも、担当する商品の発祥からその未来図までをまずはリサーチし、その業界独特の「匂い」のようなものを嗅ぎ取る技術は必須です。
昭和から続く広告業界で伝えられ引き継がれてきた「トンマナ」の使用法の多くは、「その業界らしく見える」「無難にセーフティゾーンを取る」ための戦略的手法として、今日まで使われてきたと言っても過言ではないでしょう。
そして、いわゆる「イノベーター」と呼ばれる企業が、あえて既存のトンマナを打ち破る新しいコンセプトを戦略的なデザインで実装し勝負に出ています。
その結果、世界で躍進を続けています。
新しい概念で、斬新な商品カテゴリーやサービスを作り、業界のファーストワン、あるいはナンバーワンとして先行者利益を手中に収めているのです。
このようにすでに世界で躍進する企業の存在を考えると、「トンマナを理解し、マーケティングに取り入れること」は、デザイン戦略の金山と言っても過言ではないでしょう。
新しいニーズを満たすためのデザイン戦略では、既存の企業事例を参考にしたり、追随したりするのではなく、デザインがそもそも持っている力や役割を正しく知った上で、あなたにとってのデザインの正解、つまりあなたにとっての「金山」を掘り当てていただく作業が必要になります。
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